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生徒さんのスタージュ体験記-その1

月曜日, 6月 13th, 2011 by

昨年ステンドグラス長期プログラムの9か月コースを受講された
生徒さんが、プログラム終了後、フランス南部のステンドグラス工房にて
スタージュ(アトリエの仕事を手伝いながら学ぶ、という意味です。見習い
のような感じです。)を体験されました。
何やら教会の大きな窓をデザインからまかせてもらえたそうで、
充実したスタージュだったようで、本当によかったです。
そこで体験記をお願いしましたので、3回に分けてUPいたします。
以下生徒さん(Fさん・女性・27歳)による記事と画像です。

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アトリエマツダでの授業を昨年12月末で終え、その後ビザの滞在期間が
2ヶ月間残っていたのと、現地で研修がしたいと言う希望から、
アヴィニヨン近郊のアトリエでエシャンジュと言う形でお世話になることになりました。

<スタージュ期間>
2010.12末~2011.2末,(~一時帰国~)2011.3末~2011.4末≒計3ヶ月間
<お世話になったアトリエ>
アトリエ名:ATELIER TOUCOULEUR
(Nime, Avignon, Uzes近郊の穏やかな南仏の村です)

そのアトリエでは当時2箇所(La Bastide d’Engras, Lyrac)の教会修復を
手がけていて、その他日常的に短期・長期スタージュを受け入れていました。
それだけでなく、Uzesにステンドグラスのアソシエーションがあり、
そこの方々とタイアップして個人創作活動・expo開催・公共施設へのステンド制作、
学校・老人ホーム・福祉施設の方を対象としての活動等々、週末以外は
フル稼働でした。
アトリエで働いているのは正式にはアトリエ主さん一人でしたが、
アソシエーション(約15人在籍)の方だったり、私の滞在中には
5ヶ月間研修に来ている方が居て、1人では厳しい教会での修復作業
(高い足場に登ったり要修復のステンド窓からパネルを外したり、
組み立て後の再設置作業など)は協力して行える環境がありました。
そしてその中での私のメイン担当は教会ステンドの修復でした。
1つは唐草模様パネルの修復。
もう一方は丸窓(直径≒1400mm)への聖母子像のデッサンからの制作でした。
さすがにデッサンから任せてもらえるとは思わなかったので「えっ?」とびっくりしていたら、
「無理なら知り合いの美大生に頼もうかと考えてたけど…どうする?」と言われ、
「私、やります!!!」と即決しました。勿論デッサンの出来次第でと言う事だったので、
とりえあず出来るだけの事はやってみよう!と、取り掛かることになりました。

★1つ目の作業-唐草模様のステンド。(制作期間:約一ヶ月)

こちらは2つのステンド窓の中の10枚のパネル(1窓/各5パネル)のうち
2パネルが完全修復が必要な状態だったので、その部分をガラスカットから絵付け、
モンタージュまで行いました。
デザイン自体はそこまで複雑ではなくて、アトリエマツダで教えて頂いた
技法の応用と言う感じでしたが、唯一困難だったのがオリジナルは明らかに
淡いグリーンのガラスを使っているのに、アトリエ主さんの指示で
透明ガラスを使うことになったので、絵付け以外にも裏面から
グリーン・イエロー・デポリを混ぜたグリザイユをかけたり、
電気炉だったのでなかなか作業が進まなかったりで、工程が結構多く
時間がかかりましたが、満足のいく修復ができました。

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