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生徒さんのスタージュ体験記-その2

月曜日, 6月 13th, 2011 by

生徒さんのスタージュ体験記その2です。
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★2つ目の作業-聖母子像のステンド。(制作期間:約二ヶ月)

こちらのステンドは修復と言うよりは99%クリエーションでした。
先に記したデザイン次第での制作で、一番外側のボーダー部分は
数枚現物が残っていたのでそのイミテーションでしたが、
それ以外は基本的には全て任せてもらえました。
一応の手のひらサイズのデザイン案と言うか配置案はもらいましたが、
「好きにデザイン変えてね。じゃ、どうぞ!」
と言う感じで原寸大の画用紙を部屋の壁に貼ってもらい。。。
ビザの残り2ヶ月と言う短期間の中、唐草窓の修復と聖母子像丸窓…
絶対に間に合うはずない!!!
っと初期から思っていたので、デッサン開始の1月中旬からは19時までは唐草窓。
それ以降は23時まで聖母子像デッサンと言うスタイルで日々向かいました。

日々試行錯誤を重ね、最終的にはアトリエ主さんやアソシエーションの方々、
教会の建築家さん、La Bastide d’Engrasの市長さんに見せに行き、
無事ステンドに起こすことになりました。
そこからは急ピッチ!即ガラスカットを完了して、線描き&影付けは特に慎重に…
でも何せ帰国まで時間がなさすぎて、どうしようもない状態に陥りました。

☆…そこで
アトリエ主さんとお互いの意見を交わし、この時間のない中での理想と現実、
今出来る事・出来ない事、不可能ならそれを可能にする新しい技法、等々
試行錯誤を繰り返しました。
「え~っ?」と言うような方法で影付け提案をされて萎えたりもしましたが、
アトリエ主さんの「芸術家なんてこう言うものでしょ?決まりってある??」
と言う言葉や、その他色々な方の目線・意見を受けて、徐々に寛容になっていくと言うか、
見方考え方が少し変わっていく自分が居ました。
勿論基本を忠実に、を前提とした範囲での事ですが。。

結局最終的には、2月末終了では満足の行く作品に仕上げられるはずもなく。。。
「やっつけ仕事にしたくないし、それだったらまたフランスに戻って制作続けたい!」
と思い、それをアトリエ主さんに告げました。

話し合いの結果、結局一度日本に帰国し、再度4月から再渡仏、
続きの制作を続けることになりました。

~フランス再入国から~
具体的にやり残していた部分は、
1.洋服部分のガラス裏からのアレンジ
2.人物の手・足・顔等の最終段階
3.背景部分のガラスカット、裏面デポリ載せ
4.背景下部のダマセ
5.聖母子像の周囲のボーダー部分

以上について色々な工程がありましたが、最終的には全てを終え、
4月12日に私の教会ファーストステンドを設置してきました。
3人で設置の予定でしたが、長期スタージュの方も期間を終えてしまって
不在だったので、実際アトリエ主さんと二人だけで足場に上ったり、
重たいステンドを1:1(上:下)で二人で引き上げたり、
高所恐怖症の私にとっては冷や汗が止まらなかったけど、
「将来自分でアトリエ持ったら、こんなん自分でしなくちゃいけない作業だしねぇ。」
と冗談交じりで前々日に言われたので、負けず嫌い精神から死ぬ気で足場と闘いました!

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