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シャペル・サント・テレーズ教会の修復-その1

11月 29th, 2012 by

モンタルジーにある、サント・テレーズ教会(Chapelle Sainte Therese des closiers)
のステンドグラスを修復しました。
アトリエから車で5分くらいのところにある教会です。

1953年に建てられた教会で、ステンドグラスは1965年に設置されたようです。
比較的新しい教会ですね。

ステンドグラスは東西の窓5か所づつ系10箇所あって、今回は東側の5つの窓
の修復を請け負いました。 ステンドグラスは絵付けはなく、色ガラスが組み合わ
されたデザインのもの。
主にガラスのひび割れや損失を修復するという内容です。

ステンドグラスを保護するために設置されている外側の金網が ちょっと細めで弱く、
しかもステンドグラスにとても近い位置で取り付けられて いるため、
側で子供たちがボールで遊んだりしている際に、そのボールが ぶつかったりなど
して破損したようです。
この場合、金網を施していてもあまり意味がないので、ステンドグラス修復とともに、
この金網をもっとステンドグラスより離して取り付け直すよう、教会関係者の方に
アドバイスを しました。
だって、せっかく修復してきれいになっても、また同じことですからね。

ステンドグラスはまあまあひどい状態で、ガラスが割れて損失してしまった
ところなどを、プラスチックの板でカバーして、スプレーで色を付けて 応急処置
していたり。。。 それはいいんですが、そのプラスチックの板は、鉛線にネジで
固定されていたりして、 鉛線に穴が開いてしまっていたり。
どこの教会も予算がありますから、こういった処置もしょうがないことで、
そうでもしないと雨が入って中が濡れてしまうからでしょうね。
ま、修復作業は、ステンドグラスがぼろぼろなほど燃えるってもんです!?

 

ガラスに犬を描く その2

8月 6th, 2010 by

以前の記事‐ガラスに犬を描くで紹介したH邸のステンドグラス。
犬の部分のガラスピースの交換が無事終了しました。
少し色が明るかったかなとも思いますが、大きさや角度などは
大丈夫でしょう。

オーナーに写真をお願いしたところ、ワンコちゃんも一緒に写っていました。
交換部分は左下の犬の部分です。(ちょっと見にくいですが)
以前はセントバーナードでした。
当の本人の感想はどんな感じなのでしょう???

ガラスに犬を描く

5月 20th, 2010 by

2008年にH邸に施工したステンドグラス。

冬のログハウスでスキー仲間が暖炉の前で団らん中、という絵なのですが、

左下にあるセントバーナード犬の部分をご自身の愛犬にしてほしい、という

要望を受けました。セントバーナード犬のピースはなかなかよく描けたと思って

気に入っていた部分だったのですが、オーナーの強い要望あって、その部分を

新しく作り変えることに。

少々時間はかかりますが、修復の技法を使えば可能です。

愛犬の絵に変わることによって、よりこのステンドグラスへの愛情も深まるはず!

まずはガラスピースの取り外しから。

外したいピースの周囲にあるケームを起こし、固くなったパテを取り除き、

割れないように取り外します。

その前に半田された部分をコテで熱し、半田を取り除いておくことがポイント。

取り外した部分には、仮のガラスを入れておきました。

犬をステンドグラスで(絵付けする)、というのは結構難しいものです。

どの程度の細密さで描くかによりますが、毛並みの表現がキーとなるでしょう。

新しいワンコ。全体の絵柄がイラスト的なので、どう描こうか迷ったのですが、

きれいな犬なので、今回はそのままリアルな感じで行くことにしました。

取り付けはもう少し後になりますが、元のパネルに納まったら、またUPいたします。

修復-20世紀前半?のステンドグラス

5月 6th, 2010 by

修復の依頼を受けました。

修復前の状態を撮影するのを忘れてしまいましたが、

周囲のケームが外れていたのと、割れたピースが各パネルに

数ピースあるのみでしたので、そんなには時間はかかりませんでした。

今回の修理は簡単なもので、ひび割れ部分にはアタッシュと言って、

細いケームで補強をし、周囲は新しいケームをぐるりと取り付けたのみです。

とりあえずこれでばらばらになることはないでしょう。

ステンドグラスとしてのクオリティはまずまずといったところでしょうか。

おそらく一部分のみが残ってしまっている状態ですが、さて全体はどんな

感じだったのか?

鳥の顔がかわいいです。