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Archive for 11月, 2012

シャペル・サント・テレーズ教会の修復-その2

11月 30th, 2012 by

さて、まずは取り外しです。
破損がひどいパネルはだいたい下に集中しているので、 状態を見て、
計10枚のパネルを取り外すことにしました。
サイズとしては、一枚が92×85㎝くらいです。

ステンドグラスは周囲をパテ(ガラス用の目地)で固定されていますので、
まずそれらを専用のナイフで取り除いて行きます。 補強棒も忘れずにセットで
取り外します。

結構取り外しにくいパネルもあったようです。 寸法ぎりぎりに作ったんでしょうかね。
少し余裕がある方が 後々何かと便利なんですが。
取り外した後は、雨風が入らないよう板などでカバーしておきます。 補強棒はカバーの固定にも使えて便利。

外したパネルはどの窓のどの部分に入っていたかが重要です。
忘れずにパネルに紙などを貼っておいた方がよいです。

外したパネルはこんな感じ。 そうぼろぼろです。粗大ごみになりそうなくらい。
鉛線も色が変わったりしていますが、そんなにまだ年数も経っていませんから
まだ大丈夫。鉛線はそのままで、ガラスを主に修復していきます。
鉛線がもっとぼろぼろな場合は、全てばらして、新しい鉛線で組立て直します。

シャペル・サント・テレーズ教会の修復-その1

11月 29th, 2012 by

モンタルジーにある、サント・テレーズ教会(Chapelle Sainte Therese des closiers)
のステンドグラスを修復しました。
アトリエから車で5分くらいのところにある教会です。

1953年に建てられた教会で、ステンドグラスは1965年に設置されたようです。
比較的新しい教会ですね。

ステンドグラスは東西の窓5か所づつ系10箇所あって、今回は東側の5つの窓
の修復を請け負いました。 ステンドグラスは絵付けはなく、色ガラスが組み合わ
されたデザインのもの。
主にガラスのひび割れや損失を修復するという内容です。

ステンドグラスを保護するために設置されている外側の金網が ちょっと細めで弱く、
しかもステンドグラスにとても近い位置で取り付けられて いるため、
側で子供たちがボールで遊んだりしている際に、そのボールが ぶつかったりなど
して破損したようです。
この場合、金網を施していてもあまり意味がないので、ステンドグラス修復とともに、
この金網をもっとステンドグラスより離して取り付け直すよう、教会関係者の方に
アドバイスを しました。
だって、せっかく修復してきれいになっても、また同じことですからね。

ステンドグラスはまあまあひどい状態で、ガラスが割れて損失してしまった
ところなどを、プラスチックの板でカバーして、スプレーで色を付けて 応急処置
していたり。。。 それはいいんですが、そのプラスチックの板は、鉛線にネジで
固定されていたりして、 鉛線に穴が開いてしまっていたり。
どこの教会も予算がありますから、こういった処置もしょうがないことで、
そうでもしないと雨が入って中が濡れてしまうからでしょうね。
ま、修復作業は、ステンドグラスがぼろぼろなほど燃えるってもんです!?